Case2のワンちゃんです。
日本獣医がんセンターでのセカンドオピニオンの結果、積極的外科切除を行わない事になったため、水分と栄養管理を自宅で容易にできる様に経咽頭チューブを設置する事にしました。
これまでは径鼻食道カテーテルといって、鼻から胃の直前まで細い管をいれていました。
この方法の長所は通常局所麻酔で設置可能なことですが、鼻の穴を通る太さのチューブしか使用できないため、専用の流動食を使用しなくては行けません。
経咽頭チューブの設置の様子です。
鎮静下で口腔から鉗子を挿入し、頚部皮膚に小切開を加え鉗子を外に誘導します。
この鉗子でチューブを把持し一度口腔に引き出します
チューブの先を食道の方に進め先端が胃の少し手前でとどめ、外に出ているチューブを固定して終了です。
この他の方法としては脇腹に直接チューブを設置するPEGチューブ(胃瘻チューブ)があり最も太いチューブを使用できますが全身麻酔下で内視鏡を使って行う必要がありす。
調布市 つつじヶ丘動物病院
ありません。