症例紹介

Case13 肺転移により手術を見送った皮膚腫瘍

2ヶ月前に首のしこりに気付き、最近急速に大きくなって来たという事で来院した16歳のワンちゃんです。

一年前にも胸に手拳大のしこりの摘出手術を行いましたが、これは病理組織検査の結果、腺房状/充実性乳腺種という良性の腫瘍でした。

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頚部の皮膚腫瘤

左の写真が腫瘤です。お大きさは9.5×8×8センチで、一緒に写っている女性の手の大きさと比べるとその大きさがイメージしやすいでしょう。

針吸引生検では上皮系の腫瘍が疑われました。

治療の第一選択は外科手術と考えられたため、全身麻酔をして手術に耐えられるだけの体力があるか、隠れた病気がないか、悪性腫瘍であれば転移が無いかを調べ、手術の適否を判断するために血液検査、レントゲン検査、超音波検査などを行いました。

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胸部レントゲンDV像
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胸部レントゲン Lat像

 

 

 

 

 
この症例では残念ながらレントゲン検査で肺転移が認められ、根治を目的とした外科手術は不適応と判断しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

調布市 つつじヶ丘動物病院

ありません。